ハートケア左近山 当施設のご利用をご検討されている方向け おうちで施設見学

当施設のご利用をお考えのご本人・ご家族の方に、当施設をおうちで見学していただけるコンテンツです。実際に見学に来られた際と同様に、ご案内いたします♪
見学の下調べ

高齢の母は、骨折で入院したのをきっかけに歩行が難しくなりました。退院後、すぐに自宅での生活を再開する自信がなく、リハビリを受けられる介護施設への一時入所を検討しています。母は最期まで自宅で暮らすことを希望しているため、在宅生活を長く続けるためのサポートやアドバイスをしてくれる施設だとありがたいです。

入所・短期入所・通所リハビリ・訪問リハビリのサービスを展開する介護老人保健施設「ハートケア左近山」では、「病院からの在宅復帰を支えるリハビリ」に力を注ぎ、退所後も本人・家族の希望に合わせて在宅サポートの導入や、併設の居宅介護支援事業所による支援を行っているとこと。

身体機能の向上はもちろん、高齢者の生活意欲を引き出す取り組みを重視しているそうなので、さっそく見学に行ってチェックしてきます。


玄関

上尾中央医科グループ(AMG)の介護老人保健施設「ハートケア左近山」があるのは、横浜市旭区にある「左近山団地」の一角。公共交通機関でアクセスする場合、相模鉄道「二俣川駅」南口からバスに乗り、「左近山第5」バス停で下車して徒歩3分。または、JR「東戸塚駅」西口からバスに乗り、「新桜ヶ丘保育園」バス停で下車して徒歩5分です。施設内には広い駐車場が完備されているため、自家用車で訪れる方も多いとのこと。

施設の玄関では、社会福祉士資格を持つ支援相談員さんが迎えてくれました。

「ようこそ!当施設は駅から少し離れていますが、バスの本数が多いのでアクセスには困りません。お車でお越しの場合、カーナビの機種によって正面玄関に案内されない場合がありますので、そのような場合はお隣の『左近山幼稚園』を目的地に設定してくださいね」。


エントランスホール

さっそく玄関を入り、開放的で明るいエントランスホールへ。事務所の隣には水槽があり、かわいい熱帯魚たちが迎えてくれました。癒されますね。

「ええ。当施設では自然や生き物の癒し効果に注目していて、緑豊かな立地を活かした園芸療法や、アニマルセラピーなどを取り入れています。今日はちょうどアニマルセラピーの日なので、ぜひ見学していってください」と、相談員さん。


アニマルセラピーの様子

「アニマルセラピーは、『セラピー犬とのふれあいを通じて利用者様に元気になっていただきたい』という思いから、『日本アニマルセラピー協会』の協力を得て導入した取り組みです。アニマルセラピーは癒し効果や心身の健康回復に効果があると言われていて、今後も定期的に継続していけたらと考えています」。

母は犬が好きなので喜びます!


面談スペース

つづいて、面談スペースへ。

「面談用の個室も完備していますが、ご家族に差し支えがなければ、こちらの開けた面会スペースで面談を実施します。こちらのほうが施設の雰囲気や空気感をよりリアルに感じていただけるので。面談は私たち支援相談員が担当し、ご本人の生活歴・病歴、現在の状況、今後の希望する暮らし方などについて詳しく伺います」。

「当施設を利用される方の特徴として、病院を退院した後のリハビリ目的の方が多く、入所時は車いすの方でも、退所時には歩行補助具などを使用して歩ける状態に回復される方が珍しくありません」。

リハビリで回復できることが珍しくないと聞くと、嬉しくなりますね。

「地域の病院の医療ソーシャルワーカーからも、リハビリ特化型施設として紹介されるケースが増えているんですよ」。


居宅介護支援事業所

「こちらが、ケアマネジャーがいる、併設の居宅介護支援事業所です」と、紹介してくれました。

「退所する方で、退所後に介護保険サービスを利用する予定で居宅のケアマネジャーが決まっていない場合、こちらからケアマネジャーをご紹介することも可能です」。

「当施設では、退所後でも、ご本人とご家族の希望に応じて、定期的なショートステイの利用や、通所リハビリ・訪問リハビリの利用(提供エリア内の場合)をご案内しています」。

それは安心です。


入所フロア

つづいて、入所フロアへ。

「入所定員は150名で、1F・2Fは一般棟(100名)で4人部屋・2人部屋・個室があり、3Fは認知症専門棟(50名)で4人部屋・個室があります」。

入所期間はどのくらいの方が多いですか?

「利用者様によってさまざまです。『老健には3カ月しか居られない』と思われている方もいらっしゃいますが、当施設ではご本人・ご家族のご希望に合わせて、2~3カ月での在宅復帰から1年以上の長期入所まで、臨機応変に対応しています」。

「中には、暑さや寒さの厳しい夏・冬の時期だけ入所して、春や秋など過ごしやすい季節はご自宅で過ごすといったリピート入所の利用もありますよ」。

いろいろな利用の仕方があるんですね。


居室

つづいて、居室を案内していただきました。きれいで明るい雰囲気ですね。

「ありがとうございます。当施設は2023年度で開設20周年を迎えたのですが、古くなった設備は随時メンテナンスやリニューアルを行い、昨年度はエアコンを入れ替えました。居室では四季の変化を感じていただけるように、窓を大きく設計していて、春にはすべての居室の窓から敷地内の桜の木がきれいに見えます」。

「個室には専用トイレがあり、個室ではテレビの設置も可能ですので、ご自宅のようにリラックスしていただけます。多床室ではテレビ鑑賞をご遠慮いただいていますが、デイルームに大画面テレビがありますのでご利用ください」。


衣類

入所中の衣類はレンタルできますか?

「はい。お仕事をされているご家族や、遠方に住んでいらっしゃるご家族もいらっしゃいますから、お洗濯や来訪の手間を省く衣類リース(有料)もご利用可能です。また、利用者様のお体の状態に合わせたマットレスのご用意もありますし、必要に応じて電動ベッドも導入しています」。

それは助かります。


サービスステーション

サービスステーションでは、職員の皆さんが話し合いをしています。

「当施設では、さまざまな専門職によるチームケアを推進し、職種を超えた情報共有・意見交換の場を大切にしています。医療安全や感染対策などの委員会活動も多職種で取り組んでいますし、地域の消防署の協力を得て、災害を想定した防災訓練なども定期的に実施しています」。

皆さんでしっかり取り組まれているんですね。


デイルーム

デイルームに行き、クラブ活動の様子を見学しました。

「職員間でアイディアを出し合い、毎日さまざまなレクリエーションを企画・運営しています。動画を活用した介護予防体操も好評ですし、月に一度は『クラブ活動の日』を設け、習字クラブ・お花クラブ(生花)・アートフラワークラブ(造花)・お茶クラブ、音楽クラブ(2023年7月現在休止中)など、さまざまな活動から好きなものを選んで参加してもらっています。習字作品は年に一度、外部の書道展に出品するなどして意欲向上も図っているんですよ」。


季節行事

季節行事の写真を見せていただきました。とても賑やかですね!

「施設生活に楽しみを持っていただけるように、お花見・喫茶・歌合戦・風船バレー大会・秋祭り・クリスマス会・新年会・節分など、施設全体で取り組む行事を毎月1回開催しています。新型コロナの流行以降、縮小・休止をしてきましたが、2023年度より感染対策を徹底して再開しています」。

「夏には左近山団地の夏祭りにも『福祉相談窓口』の出店を予定していて、開設当初から大切にしてきた地域交流活動も少しずつ再開していければと考えています」。


食事

お次は、食事を紹介していただきました。

「お食事は、常食・軟菜食・ソフト食・ミキサー食と、利用者様一人ひとりの状態に合わせた形態でご提供しています。希望される方には、牛乳・梅干し・ヨーグルト・果物・納豆を一品追加することも可能ですので、事前にご相談ください」。

「栄養科では、月2回以上の行事食を企画していて、季節行事にちなんだ特別メニューや、日本全国・世界各国の名物を味わえるメニューなどもあり、皆さんとても楽しみにされています」。


浴室

お次は、浴室フロアへ。

「入浴日は週2回で、大浴場・個浴・車イスのまま入浴できる機械浴(チェアインバス)から、お身体の状態に合わせた浴槽を選択しています。5月には菖蒲湯、12月にはゆず湯の入浴剤を使用するなど、入浴時間を少しでも快適に過ごしていただけるよう工夫しているんですよ」。


機能訓練室

機能訓練室に行き、リハビリスタッフの皆さんを紹介していただきました。

「全体で24名のリハビリ専門職が在籍し、入所リハビリ・通所リハビリ・訪問リハビリに対応しています。理学療法士と作業療法士に加えて、言語聴覚士も在籍しているため、言語障害や摂食・嚥下障害に対するリハビリも提供可能です」。

「フロアごとに担当スタッフを決め、馴染みのスタッフから訓練を受けられるようにしていて、入所から3カ月間は1日20分間のリハビリを週6~7回、入所後3カ月以降は週3回のリハビリを実施しています」。

「機能訓練室でのリハビリ以外にも、施設屋内外での階段昇降や歩行訓練、居室ベッド上でのリハビリなども行っています」。


通所リハビリフロア

つづいて、通所リハビリフロアへ。正面玄関を入ってすぐの場所にあり、利用動線がスムーズです。

「通所リハビリは1日定員45名で、月曜から土曜まで運営しています。午前中は主にリハビリの時間で、昼食後は入浴・レクリエーションの時間です。退所後は、通所リハビリの利用を通してリハビリを継続される方も多いですし、通所リハビリとショートステイを併用することも可能です」。

「最近では、リハビリスタッフと通所の利用者が菜園作りに取り組み、たくさんの夏野菜の収穫が進んでいるんですよ」。

通所リハビリフロアから見える範囲で、車椅子のまま利用できるトイレが複数あり、安心して過ごせそうです。


通所リハビリのレクリエーション

入所フロア同様、通所リハビリフロアでも毎月レクリエーションを実施しているんですか?

「集団レクリエーションだけでなく、月に数回はフリータイムを導入し、利用者様がお好きなことに取り組んでいただく時間も設けています。新型コロナの流行中は控えていたカラオケも再開し、歌がお好きな利用者様からとても好評です」。

「また、気の合う利用者様同士で麻雀や将棋・囲碁などを行ったり、個人で工作・絵・手芸などに集中したりと、過ごし方はさまざまです。空き時間に手持ち無沙汰にならないように、脳トレや塗り絵、ゲームなどを職員から提供することもあります」。


通所リハビリの送迎

つづいて、通所リハビリの送迎の様子を見学しました。

「通所リハビリの送迎は、車椅子ごと乗車できるリフト付きワゴン車2台とスロープ付き乗用車4台を含む計7台の施設車両で、旭区・保土ケ谷区内の所定範囲で送迎を行っています。運転に関わるスタッフは神奈川県の交通安全コンクールに参加するなど、安全運転への意識向上にも努めています」。


中庭

中庭を見せていただきました。

「中庭には、送迎ドライバーさん達が丹精込めて育てている植木がたくさんあり、家族や利用者から好評です」。

「また、春にこいのぼりを飾ったり、冬の夜間にイルミネーションを点灯したりと、季節感のある装飾を施しているんですよ」。


スタッフのみなさん

スタッフの皆さんにお会いできました。

「スタッフの男女比率は3対7と、女性が多い職場なので、産休・育休取得実績が高く、時短勤務やパート勤務を選択しているママさんも多く活躍しているのが特徴です。」。

「介護部門には、国家資格である介護福祉士資格を有するスタッフが約7割在籍し、質の高いケアを提供できるように自己研鑽に励んでいます。看護師も経験豊富なベテランが揃っていて、たんの吸引や経管栄養などの医療依存度が高い方も不安なく入所していただける体制を整えているので安心してください」。

今日はありがとうございました。

見学後記
印象的だったのは
近隣病院の医療ソーシャルワーカーが、こちらを「リハビリ特化型施設」として紹介していることです。リハビリ専門職の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の人数も充分揃っていて、在宅復帰・在宅療養支援体制がとても充実していました。また、居宅介護支援事業所を併設し、相談員と居宅のケアマネジャーが密に連携しているそうで、在宅復帰後に困ったことがあれば、迅速に対応してもらえるとのことです。
利用者層の特徴は
入所サービスの利用は、在宅からよりも、病院退院後に利用される方のほうが多いそうです。入院を機に要介護度が進行してしまうケースは少なくないようで、「自分らしい生活を取り戻すために入所を決めた」という前向きな理由がほとんどなのだとか。自宅で生活する体力をつけるためにリハビリに励んでいる方がたくさんいらっしゃいました。また、さまざまな事情からやむを得ず長く入所される方もいらっしゃるそうですが、そのようなケースにもしっかりと相談に乗っていただけるとのことでした。
こんな点もおすすめです♪
スタッフの皆さんのモチベーションが高く、季節行事やレクリエーションを一緒に楽しまれている様子が伺えて、いい施設だな~と思いました。施設公式のインスタグラムもあり、施設のさまざまな取り組みが紹介されています。
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